旧土佐藩、現在の高知県などで今も盛んに行われている犬同士を檻の中で闘わせる闘犬。
使われる種類は俗に「土佐犬」と呼ばれますが、土佐犬と呼ばれる犬の種類は存在しません。
元々闘犬に使われていたのは土佐の地元にいた四国犬です。
そして明治以降になると四国犬にイングリッシュ・マスティフ、オールド・イングリッシュ・ブルドッグ、セント・バーナード、ブル・アンド・テリア、グレート・デーンなどを交配してより強い犬が作られていったのが現在の土佐犬で、正式には「土佐闘犬」と呼ばれます。
土佐犬は飼い主に対しては従順な犬ですが、飼い主以外の人に対して襲った事例があり、凶暴なことで知られています。
そのため、イギリスやフランス、ドイツなどの国では土佐闘犬などを「危険犬種」としてペット飼育の規制対象に指定しているそうです。
飼う場合には太い縄で繋ぐなどの注意が必要です。
そんな凶暴な土佐闘犬を雄ライオンと対面させたら、どんな反応をみせるのか?
あるテレビ番組で実験したことがありました。
雄ライオンを見た途端に怖がって逃げ、パニック!
完全に戦意喪失となってしまいました。
一瞬で「かなわない・負け・逃げろ」と判断したのでしょうか。野生では必要な判断力かもしれませんね!!