「お冷やだけ」の利用も歓迎 カラオケパセラの熱中症対策が「素晴らしい」と話題に
2021/07/18

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こちらの看板に書かれているとおり、パセラを利用せずに、ただ水だけを飲みに来る客を歓迎しているというのだ。さらに一部店舗では、お冷やに加えて、塩飴や冷たいおしぼりを提供するサービスも行っている。

なぜ、ここまでするのか。Jタウンネットは2019年8月5日、運営会社のニュートン(東京・新宿)を取材した。

「何か力になれないか」

広報担当者によると、サービスを始めたのは2011年。現在ではパセラだけでなく、ニュートンが運営するすべての店舗で実施している。

きっかけはとある社員のアイデア。当初は、この社員がいる店舗だけで行われていたが、それが全社的に広まっていったという。こうしたサービスを続けている理由について、担当者に改めて聞くと、

「猛暑で熱中症になってしまう人が増えている状況を受けまして、たとえお店を利用しない方であっても、私たちが何か力になれないかと思い、行っているサービスとなります」

と説明した。

熱中症にご注意ください(ニュートン提供)

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多い日では、1日に数十人がこのお冷やサービスを利用しているそうだ。「梅雨が明けて暑くなったこともあり、利用者は増えている印象です」(担当者)。店内には待合用のソファもあるので、そこで一休みすることもOKだそうだ。

とはいえ、「お冷やだけを飲みに行くのは...」と遠慮をしてしまう人もいるかもしれない。そうした人に向けたメッセージを依頼すると、

「私たちの目的の1つに、皆様の生活の中にパセラを取り入れてもらうことがあります。なので、例えば子連れのママさんに休憩の場として使っていただくなど、本当に気兼ねなく使ってもらえれば幸いです」

と話した。

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