仕事に追われる日々で、食事は時間に余裕が出来た時にとるのがやっとだったある男性は、ついにちゃんとした食事は1日1回になってしまったとか。
それ以外は手元にあるお菓子・ジャンクフードを口にする生活で、最近はビンゴ大会でもらった大量のうまい棒ばかり食べていたそうです。
こんな生活を続けていたら絶対にヤバい・・・そう思った男性は、ある食材を食べることを思いつきました。
それは・・・卵!
“完全栄養食”と言われる卵には、人間が必要な栄養素が多く含まれているので、絶対に身体にとっていいはず!
出典: http://www.kewpie-egg.co.jp
しかし「卵は1日1個まで」と言われていたこともあり、何個食べるべきか悩ましく思ったそうですが、ちょっと調べてみればこれはウソだったとわかりました。
鶏卵1個の中に含まれるコレステロールは210mgもあり、摂り過ぎには注意だとされてきました。
厚生労働省が2010年に発表していたコレステロール摂取の目標量は、成人男性は1日750mg未満、成人女性は1日600mg未満でした。
ところが、2015年にはコレステロールの摂取基準(目標量)はなくなっています。
人間にとってコレステロールは必要なものであり、肝臓で合成しているのです(体重50kgの人で1日当たり600~650mg)。
そして食事で摂取するコレステロールのうち吸収されるのは少なく、仮に多くを食事から摂ったとしても肝臓で合成される分が減って調整されるのだそうです。
卵の摂取量と心疾患などの関連性は認められないと研究結果が出ているのです。
出典: https://www.jpa.or.jp
これで安心した男性は毎日10個の卵を食べることに!
毎日卵10個を2週間食べ続けた結果は・・・
体重:71kg→71kg(変化なし) 総コレステロール:132→132(変化なし) 善玉コレステロール(HDL):50→56(改善) 悪玉コレステロール(LDL):63→60(改善) 中性脂肪:32→32(変化なし) 体脂肪率:15%→14%(改善)
なんと太ることもなく、若干ではありますが改善していました!
ちゃんとした食事の際には野菜もしっかり食べていたということもありますが、卵の食べ過ぎでコレステロールが悪化することは全くなかったということです。
もう卵は1日1個にこだわる必要はありません! もちろん、1日10個を食べ続けるのは食べ過ぎですし、既に高コレステロール血症と診断されている人や、親が高コレステロール血症の人は、食べ過ぎに注意したほうがいいとのこと。
価格が安定していて、栄養満点で健康に良い点がたくさんある卵。安心して食べてくださいね!
どうして間違った情報の訂正は広まらないのか・・・