空港で一週間放置されたままの箱…開封して中に入っているものを見た職員たちは戦慄した…
2021/07/27

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空港で一週間放置されたままの箱…開封して中に入っているものを見た職員たちは戦慄した…

空港で一週間放置されたままの箱

レバノンにあるベイルート空港に1つの箱が届きました。

発送元の住所もなく、中身に関する記載もなし。なんとも奇妙なこの箱はそのまま空港倉庫に一週間受取人も現れないままに放置されていました。

そして最終的には税関職員によって箱の中身が確認されることに。

奇妙な箱が開封されるとなんとそこには・・・・。これには職員も戦慄。

開封して中に入っているものを見た職員たちは戦慄した

なんと!わずか40cmという狭い箱の中には3頭のシベリアンタイガーの赤ちゃんが。

しかも赤ちゃんたちは空腹で脱水症状を起こして排泄物まみれな上にウジ虫まで寄生していたのです。

箱の中身がわからないままに空港で一週間も放置され、輸送期間を含めると更なる日数の間、箱の中で過ごした赤ちゃんたち。

ワクチン接種も施されておらず、体内にマイクロチップが埋め込まれていたのみだったそうです。

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動物愛護団体が保護

放置されていた赤ちゃんたちは動物愛護団体のAnimals Lebanonに保護。

赤ちゃんたちの容態は肉球が赤く腫れ上がり、箱が小さかったため足に重度の痙攣を起こしていました。

さらに下痢などの消化系の疾患も抱えていました。

調査の結果、この3頭の赤ちゃんたちはウクライナにある動物園からシリアダマスクス動物園に移送途中だったことが判明。

しかし書類に不備があったり、シリアの紛争による影響でそのまま保留状態となってしまったようなのです。

この3頭の赤ちゃん虎たちの母虎は2012年以来少なくとも12頭の赤ちゃんを出産。

そのうちの9頭は個人の密売人に売却されていたそうです。売られていった赤ちゃんたちがどうなったのかはわかっていません。

3頭の赤ちゃん虎は専門医によって適切な処置を受けることができたおかげで無事に回復。

ホッとしたのも束の間でなんと!移送先だったウクライナの動物園が返却を求めて訴訟を起こしたのです。

赤ちゃんたちを保護した動物愛護団体のAnimals Lebanonは、

「大型のネコ科動物は闇市場では何百万円もの値がつきます。その価値から、持ち主は3頭を取り戻そうと仕掛けてきます。

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私達は3頭を守るため受けて立つのです」

と、Facebookに声明を発表しています。

審判の結果はまだわからないそうですが、動物保護団体のAnimals Lebanonは3頭の赤ちゃんたちが安全な保護区域で暮らせるように手を尽くしているそうです。

もし仮にウクライナの動物園が勝訴してしまったら、3頭は送り返されて個人売買の対象にされる可能性が高いからだそうです。

違法な珍重動物の取引から救出された野生動物を保護する地域の動物愛護団体の活動に目を向けることも不幸な境遇から少しでも多くの野生動物を救い出す第一歩に繋がりますね。

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