【感動】自分の命を犠牲にして妹を守った10歳の少女へ。救助隊員の悲痛な思いが綴られた手紙に涙が止まらない
2021/09/18

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2016年8月24日、イタリア中部を中心に

マグニチュード6.2を観測した大地震。

現地時間3時36分に発生したため多くの人が

就寝しており、建物の下敷きになるなどして

およそ300人もの人たちが命を落とす結果となりました。

そして地震発生からおよそ16時間後の事です。

とある民家で救助差表に当たっていた

レスキュー隊員は、瓦礫の山の中で

驚くべき光景を目の当たりにしたのです。

妹を守った姉

決死の作業を続けていたレスキュー隊員は、

瓦礫の中から小さな女の子を2人発見しました。

2人は姉妹で姉は10歳のジュリアちゃん、

妹は4歳のジョルジャちゃんです。

ジュリアちゃんは残念ながらすでに心肺が

停止している状態で発見されたのですが、

妹のジョルジャちゃんは奇跡的に無傷の状態でした。

なんとジュリアちゃんは、降り注ぐ瓦礫から

妹を守るためにその小さな体で瓦礫を受け止めていたのです。

発見した隊員たちは、ジョルジャちゃんの身体に

覆いかぶさるようにして亡くなっている

ジュリアちゃんの姿に涙が止められませんでした。

その光景は隊員たちの目に焼き付き、心を締め付けたといいます。

そして地震発生から2日後、最も被害が甚大だった

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アルカータ村とペスカーラ・デル・トロント村の

犠牲者35人の合同葬儀が執り行われました。

そして白く小さな棺の上には、あの時の

レスキュー隊員からの手紙が添えられていたのです。

どうか許してほしい

小さなお嬢さんへ

君を瓦礫の中から助け出すことが私たちには精一杯で、

発見するのが遅くなってしまったことを、

どうか許してほしい。

君を見つけた時、君の呼吸はもう止まっていたんだ。

でも、私たちができる限りのことを

したことだけは知っていて欲しい。

君は、天使になって空から僕らを見守っていてくれているだろう。

そして、夜には輝く星になるんだね。

さようなら、ジュリア。

君が僕のことを知らなくても、僕は君を愛しているよ。

希望をすてずに最後まで救助に当たり続けた

レスキュー隊員の気持ちを思うと胸が痛みますね。

しかし彼らのおかげで救われた命は大勢います。

自分の命が危険にさらされた時、たとえ大人でも

とっさに誰かをかばうことは難しいことです。

それをたった10歳の少女が恐怖や痛みと

闘いながら妹のために立ち上がったったのです。

どんなに怖かったでしょうか?

どんなに痛かったでしょうか?

どんな言葉を綴っても伝えきれない切なさが残ります。

せめて、姉とレスキュー隊の双方から命を救われた

ジョルジャちゃんが健やかに育ってくれることを

願わずにはいられません。

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