子供は思ったことをつい口走ってしまう。
悪気が無いことは分かってはいても少し気まずい雰囲気を味わった…なんてことは結構良くある事です。
今回ご紹介するのは片腕の無い女性が電車に乗り込んできた時の一幕。
娘が他とは違う外見に思わず口走ってしまったのでした…
しかし母は動じることなくその場を説得力ある説明で乗り切って見せたのです。
電車にはお母さんとその娘が2人で乗っていました。
すると、停車した駅で入ってきたのは片腕の無い女性…
その姿をみた娘はつい
「お母さん、なんであの人は手ないん!?」
と、みんなに聞こえる声で言ったのでした…
その場には何とも言えない空気が漂いました…
少し気まずくなった車内、しかし母は慌てず娘にこう返しました…
母親「いろんな人がいるの。みんなが同じじゃないの。○○ちゃんにはおじいちゃんとおばあちゃんが居ないでしょう?」
腕が無いのは個性であって、誰にでも違いはあるのだというお母さん。
この言葉はそんな嫌な空気を一掃しました。
女の子「うん、みんなはおるけど私はおじいちゃんとかおらへんねんなー」
母親「うん、いろんな人がおるけど、おじいちゃんやおばあちゃんがいないのは、○○ちゃんのせいじゃないでしょ?」
女の子「うん、違う。あ、△△ちゃんとこはお父さんおらへんねんで」
母親「そうね、でも、それは△△ちゃんのせいじゃないよね」
女の子「うん、違う!」
母親「だからね、みんなおんなじじゃないの。みんなそれぞれ、持ってるものと、持ってないものがあるんよ。でもね、持ってないからって、その人は何も悪くないし、他の人と何も違わないんよ」
障害に対する話を気まずく捉えずしっかりと娘に教育した母親、本当に素晴らしい行動に多くの方は感心し称賛の声を寄せました…
本当に必要な教育とはこのお母さんのようにしっかりと納得してもらい迷いのないように道しるべしてあげることなのでしょうね…
大変勉強になります…