誰か辛そうな人を見かけたとき・・・。まさに「大丈夫?」と声かけしたくなるような状況なのですが、Twitterユーザーのゴジ (@goji_tk_goji)さんは、「大丈夫?」に代わる言葉で相手を慮るそうです。
相手の本音はなかなか引き出せないもの。職場や家族、友人など身近な人が落ち込むシーンをみかけることはあると思います。
そんな時、なんて声をかけますか?@goji_tk_gojiさんはちょっとした工夫をしているようです。聞き方ひとつを変えるだけで相手の反応も変わります。
「大丈夫?」と聞かれるとついつい「大丈夫。」と答えたくなるのが人間心理。
それは気遣ってくれている相手を安心させるため、弱い自分を見せたくないためなど色々あるでしょうが心配している相手にとってはあなたの本音が聞きたいところですよね。
この「駄目そう?」という声かけをすることでそれがより聞き出せそうです。
ではゴジさんの経験にもあるように「駄目そう?」と聞いてあげた方がなぜ相手の本当のところを聞き出せるのでしょうか?
それは、その言葉を投げかける段階で「あなたの辛さが、もう私には分かっているよ」
ポイントは「共感」ですね。
共感を持ち合っている人同士であれば本音で話しやすくなります。
心理学において「共感」は「他人の感情や要求や悩みを理解すること」とされ、「共感能力は精神療法の大切な前提である」ともされています。
言わずもがな、自分の辛さや悩みを分かってくれない人(非共感者)に、それを話そうなんて気にはなりませんよね。
相手が辛いとき、この「駄目そう?」という言葉が「共感」を作り出しているように思えます。自分の辛さが伝わっているか相手になら気持ちを吐露しやすくなるんですね。
普段から弱音を吐かない人には言い回しを意識してみると良いかもしれませんね。
実際に「駄目そう?」と声をかけられた経験がある方は…。
また、体調の悪そうな人に「大丈夫?」と訊ね、後悔したという方もいました。
「駄目そう?」は、弱っている人の心を本当の意味で救ってあげられる言葉なのかもしれません。